引き続き整理&ゴッドファーザー感想など。

あついね!気温も世界情勢もな。

ここ数年で描いたサイトにあげたらくがきとかようこそおめえらとか妹とか下に小さくリンクでまとめて復活させてます。WPってなんかごちゃごちゃしてて難しいんだよね……(わからないものに容易に手を出した結果)

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ところで見よう見ようと思っていたゴッドファーザーをようやく見ました。ちょっと喋らせて!!

以下、ゴッドファーザーのネタバレ含みます。ご注意下さいませませ。

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ほぼ予備知識無しで、いや脚本指南とか映画技法や技術書には名作として名が挙げられているので、ストーリー以外の知識は少しあるという変な状態で見ました。初見。

いや、この映画好みだけで行ったらめちゃくちゃスキだった。

……のですが、一緒に見た家族からは不評であったので互いに感想を言い合う雰囲気でもなく蟠りが私の中に生じたため、名作といわれて自分と同じような感想を既に100万人が持っていると思われますが、ここに吐いておきます。目新しい考察などはとくになにも御座いません。

まず、ラストシーンの、マイケルに服従のキスをするファミリーの面々。これスーツやサスペンダー姿の男たちですからね……を写す絵面、ハチャメチャにオタク向けすぎますよ!!スーツ萌えみたいなところの最高潮に居ませんか???ファー。ここのシーンだけで好き度がカンストしたわ。

まあそうしたふざけた見方は置いといて、この作品は対比が非常に上手く描かれていて感心しました。(エラそう)
冒頭のマイケルから先程のラストシーンのゴッドファーザーになったマイケルといった主人公自身の変化もそうですが、闇側に転じたマイケルと未だ光に生きるケイ、それを隔てるように扉が閉じられ映画は終わる、そのシーン。上手い具合に終始テーマである光と闇の選択が見事に強調されて描かれていて非常に分かりやすかったです。

しかしこの映画に出てくる女たち全員アウトローの嫁になる覚悟たりなすぎるやろ!?!私が極妻の見すぎだからか????終始女側に対してのある種の新鮮さがありました。

まあ向こうのファミリー的なマフィア概念と日本のヤクザ一緒にすんのどうかと思うが、内助の功とかいう言葉もあんま無さそうだし、さらにイタリア、アメリカはカトリックなので余計に女性はやはり男の仕事には一切口出すべきではないのでしょうが、しかしお前ら少しはかたせ梨乃を見習え、と言いたい(笑)

女性といえばアポロニアのくだりもよかったです。まず、アポロニアという名前がいい。太陽ですよ。

アメリカでとうとうアウトローへの道を選択をしたマイケルはほとぼりが冷めるまで自分のルーツであるイタリアにしばし身を隠し、アポロニアと結婚します。しばしばこの国(イタリア)は英語圏の人間から一種の楽園のように描かれていますが、そこはアモーレの国、やはり人を狂わせるなんらかの魔力があるのでしょうか(笑)

アモーレマンジャーレカンターレのごとく(歌ってはなかったけど)マイケルはまたたくまに地元の別嬪、アポロニアに結婚を申し込み、アメリカでの犯行を忘れるように楽しい日々を過ごすんですが、これはマイケルが陽の光の元で真っ当な人として生きたいと願った最後のあがき、残された人間らしさと良心だったと思います。

まあ、その後アポロニアは爆発して死ぬんですけどね。

文字通り、あのシーンで彼の太陽は爆死。光は消えます。
闇で生きることを選択した者の逃げられない重圧をようやくまじまじと知るのですよ。

しかしさーこのシーン結構私ビックリしたんだけど爆発した車を見つめたマイケルを「おお、マイケル愛する者が爆発したぞ!どんな顔をして車をみているのだ…!」と当然のごとくカメラがマイケルの顔に寄るのだと期待して食いついたのに彼の姿は、確かほぼ映さず次のシーンに行ったんだよな。

え!!そこ映さないのか!!!すげえなこの映画!!と思った、絶望したアル・パチーノの顔見せろよ!!!!(顔ファン)

これ私が監督なら間違いなくマイケルの顔を3秒は移してから次のシーンにするんですが、それは恐らく自分の表現の肥やしの多くが過去に読んだ少女漫画から来てるからなのでは無いかと思う。

漫画なら絶対こうなりますよ!!!!

ゴッドファーザーのアポロニア

わかるよな?

でも私が監督でこの演出やったらすげえつまんねえ映画になってそう……

映さないのがいいのだ!映さないからこそ彼の顔から人間としての情が消えたことを示唆できるのだ!

情など要らぬのだ!!

敵を神の御前で誓いを立てながら殺すのに人間らしさなど不要なのだ。

自分の妹の子供の洗礼式で神父に悪魔を退けるか?などと聞かれYESと答えつつも画は、仲間たちが指示通り次々と敵を殺しまくってるシーン分かりやすい対比だったよね。

そしてその後その妹の夫をも殺し、殺したことを自分の妻のケイに責められて「お?ワイ殺してないで??」とトボけ、安心しきったケイと裏腹に「ゴッドファーザー!!」と闇の面々にチュッチュキッスをされる冒頭書いた萌えるシーン(は?)になるんですが、ここで明らかに妻ケイと闇に堕ちさよならホームランのマイケルの対比をうつしつつしかも扉でケイと共に締め出しを食らう私たち観客。

お前ら人間として楽しく行きたかったら人は殺しちゃいけませんぞ!!!という熱いメッセージを感じるではありませんか(笑)

一族唯一の大学出、一次大戦で戦績を上げ英雄になった超かしこい男でもこうなるのです。いや、かしこだったからこそ、こうなったのかもしれないが。

とにかく数々のヤクザ映画は私たちに示してくれる。ありがたい教訓。それは

人を殺すな!!!悪いことすな!!

ですね!!!!!さんざ書き散らしといて結論そこかよ!!

おわり。

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関係ないけどその後アル・パチーノがシャイロックを演じたベニスの商人もみたけどやっぱ顔がいいな。

はい、おわりおわり!!散れ散れ!!