さて、昨日アフタから受賞作品がまとまった冊子が送られてきました。四季賞でなんらかの賞をとったやつが1冊にまとまった本で、私ももちろんのってます。
これは2020年夏で自作は準入選いただいてます。30万もらったの嬉しい。
ということでこちらにもアップしておいたのでよんで頂けると幸いです!
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【あとがき的なもの】
日本は丁度緊急事態宣言の時、これを執筆してました。
私は占星術のオタクでもあるので、土星が一足先に水瓶座にやってきたこの期間をある意味利用して(?)水瓶のルーラーである天王星という星をかなり意識して物語に取り入れてみました。
改革の星である天王星は変わり者星ともよく言われ、真の平等性や、ジェンダーなどを扱います。男女関係なし、年齢関係なし、同じ思想を共有出来さえすればOKなのです。
あの期間、こんなニュースがいくつかありました。
コロナで世間が変化していく中、いわゆるリモート作業でずっと在宅中の夫の面倒をみなければならない妻が爆発寸前……
そしてコロナ離婚、という言葉が出てきました。
改革というのはある意味見直し、です。今まで当たり前にしてきたことの見直し。見直した上でそれがダメならこうしよう、という事です。
このニュースや世間の様子を見て私は「今までの結婚・夫婦像」に確実にメスが入る時代になるだろうな…と感じました。もう既にその波はみなさんもキャッチしていたことと思いますが(オタクはキャッチ力が人一倍強いので)。
そもそも結婚とはなんのためにするのか?
という素朴な疑問です。
もちろん書類を書くという手順を踏むか踏まないかで社会的な保証は変わってきます。
しかし、書類上の手順を踏んだからといって愛やパートナーシップに変化が起こるかといえばそうでもない。気は引き締まるかもしれませんが。
同棲をしている人々が実際の結婚した夫婦よりも相手のことを理解していないといったら、決してそうではないと思います。逆も然り。むしろ遠く離れていたって心の距離があるのかと言われればそれも違うと思います。
そして、それらを踏まえた上での私の中での結婚の結論……あえて結婚する、という結婚の必要性は、「世間の荒波を乗り越えていくために、互いに支え合う相手を定めるため」、というところにこのコロナ禍で行き着きました。(あくまで現時点での結論で、まだ議論する余地はありまくりですが)
そもそも昔は人々は長らくの間、生き残る為に結婚をしていたのです。子孫を増やし、支え合い……死なないように結婚をしていたのだと思います。
しかし、60年代頃〜恋愛結婚の流れがあちこちに出てきて、80年代には恋愛至上主義ともいえる恋愛を経てからの結婚観が当たり前になってきました。
お見合いなんて以ての外!愛のない結婚なんて……!
……ところが、実際は愛のある結婚をしていたとしても「コロナ離婚」です。
ますます、分からなくなってきますね。
では逆に……
「世間の荒波を乗り越えていくための互いに支え合う相手」を定めるのが結婚であるとするならば、そこにはわざわざ恋愛という工程を踏まなくて良いわけです。
恋愛せずともパートナーシップを構築していくことが過去、我々には出来ました。(もちろんできない例もたくさんあったけれど)
そこをもう一度、今の『結婚』が正しいのか、そもそも『結婚』とはなんなのか……を振り返ってみるチャンスではないか、とぼんやり考えながら漫画的な飛躍を持って、自分なりに
現代で恋愛を経ずに結婚は成立するのか?
という主題でやってみました。
愛のない結婚…どころか初対面で結婚を申し込んだらしい主人公。さらに水瓶座的に(?)有り得ない年の差にしてみる事でよりこの主題を浮き彫りにさせてみました。
3週間で描いたため、絵も微妙なところがあり(笑)なんとかなってるのか?これ…?と疑問は残る出来となってしまいましたが……
結果として四季賞で準入選いただけたので良かったのかな!と。
また、ここには詳しく記しませんが審査員の幸村先生には私の思いや表現したいことが少なからず伝わったようで改めて漫画という表現方法のすごさを、素人ながら思い知ったのであります。(たった1人で描いたのに相手に思いが伝わる方法すごい!)
自分やリアルタイムのホロスコープを見ながら自分なりの解釈をもって作品を作るのも悪くないと思いました。これは他の方にも是非チャレンジしていただきたい方法です(なぜなら生まれた時の図は特に無意識の得意不得意分野が分かりやすいからです)
さて、この12月半ばから2023年春先まで土星はしばらく水瓶座に滞在します。この2年で世界はどんな風に変わるのか……
天王星を自分の頭上(MC)に持ってる私としては、世界の変化を是非、楽しみにしていきたいとおもいます。
…なんかマニアックな話をしていたら相変わらずですが、長くなりました。
ここまで作品and文章をお読みいただき、ありがとうございました……!
……

このシーン、今見たらミロを買い占めてる人みたいになってるな(今ミロかえない)
慌ただしい世の中ですが頑張って参りましょう!